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ゴルフ談義

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歳を重ねると、目も耳も遠くなり、筋力は落ち骨折しやすくなってきます。
自分を含め周りの友人たちもだんだんそういう憂き目にあっています。
必然的にゴルフの飛距離も落ち、パットの正確度も落ちスコアも下がってきます。
しかしながら、生活習慣病の予防のために軽い運動するには楽しいゴルフは欠かせないのが実情です。
負けたくない勝負への闘争心が研究心を刺激し、若いころの自分の記憶を求め努力を惜しまない自分がいます。
いまだに90前後をうろうろしている状態ですが、この1年間での研究成果をまとめました。
なお自身の目標は「68歳までに80を切る」ことです。

飛距離が落ちた現時点で、改善すべき点については、優先順位を付けてみました。

(優先度A) パッテイング
1ラウンド中で回数が最も多く、方向性と距離感が悪いと3パットの要因になる

(優先度B) アプローチ
1ラウンド中で回数が2番目に多く、ミスすると奥のバンカーに入ったり難しいパットが残り3パットの原因にもなる

(優先度C) ドライバー
1ラウンド中で回数が3番目に多く、ミスするとOBや林に打ち込みトリプルボギーになりやすい

(優先度D) フェアウェイW
1ラウンド中で回数が4番目に多く、ミスするとバンカーや池など大ケガをしやすく、また精神的なダメージが大きい

(優先度E) バンカーショット
一回で出るのと出ないのとでは大きな違いがある

(優先度F) アイアンショット
シャンクやダフリによりグリーンを外しボギーになりやすい

1.パッティング

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高校の友人より距離感を掴む論理的打法を教わり、私流に簡単にできるようアレンジしてみたら、1パットの回数が格段に増えました。

芝の速さを事前にマスター室で聞いておくことも大切です(マスター室前に掲示してある場合が多いです)。
ムーンレイクは大体9フィート位ですが、プロの試合は12フィート位でとても速いです。(器具を使いボールの滑り落ちた距離の数値で、少ないほど重い芝です)

☆秘密のポイント
ピンまでの歩数を4で割った数字を靴の幅の倍数として、その長さをテイクバック量とし振り子スイングをする。
注意 パッティングは右手の力で打たずに、ゆるゆるに握った自然の振り子の振幅でヒットします。

2.アプローチ

7番アイアンをパターのように使い、落としどころを決めたランニングアプローチで、距離感を掴みます。
特に逆目ではパターだと芝につかまりやすいので、エプロンを超えた場所がファーストランとなるように、クラブを選びます。
下り坂は9番アイアンで7番と同じようにします。
平らな状態での落としどころは7番では1対2、9番では1対1です。

<バンカー越えのロブショットが必要な場合>
ラフであれば、牧野プロ打法だとミスが少ないです。
オープンスタンスでSWまたはAWなどで短く握り、左足体重でコックを効かせて鋭角にダウンしますが、インパクトでは加速するようにして緩めないことです。
プロのようにピッタリつける技術は別で、これができてから会得してください。

3.ドライバー

スライス防止と飛距離アップにはドローボールが必須です。
諸説ありますが友人から簡単な方法を教わりましたので紹介します(現在練習中)。

まず、グリップは親指を傷めないテングリップ、もしくはベースボールグリップがお勧めです。
友人が左の親指を傷め、ベースボールグリップに替えたとたん飛距離が10ヤード強伸びました(WEBで時松隆光プロの写真をみてください)。
距離も伸び、スライスがなくなるようです。

やや右足を後ろに引いたクロススタンスにし、目標の方向にヘッドを合わせます。
つまりヘッドが閉じてかぶっているようになります。
次が大切です。

右胸を約90度近く右に回転させ手首をあまり使わずに大きくバックスィングをとります。
ヘッドが目標に向いたまま、打ち出す方向を15度くらいやや右に向けてスィングすると、自然にインサイドアウトになり、ボールが右に出てから真中に落ちるのが理想のドローです。
その時スイングを安定させるためには、左足の膝をあまり折リ過ぎず、インパクトで左足が壁になるようにしっかり振りぬいてください。
シャフトが先にでないよう、右腰と右肘が一緒に回るような感じのスイングです。

4.フェアウエイW

このミスは、トップする場合が多い。
間違いなくヘッドアップしていますので、ヒットするまではしっかりボールをみているように心がけます(やはりドライバーと同じく左足が壁になるようにします)
ラフの場合はボールがティアップしているのと同じ状態でかなり浮いていますので、下を潜るだるま落としになりやすいです。
少し短目に持ってアドレスしてください(万が一トップになっても距離は出ます)
オーバースイングにならないようコンパクトにするとナイスショットがでます。

5.バンカーショット

ロブショットとほぼ同じです。
SWをオープンスタンスで短く握り、左足体重でコックを効かせて、ボールの手前3~5センチあたりを鋭角にダウンします。
距離はフォロースルーの大きさでコントロールします。
まず脱出することが第一優先ですので、特にアゴが高いところでは距離を合わせずに確実に出してください。
プロはピンに寄せるためにフェイスを開きますが、これは難しいのでスクウェアのほうが簡単です。
目玉になった場合には決してフェイスを開かず、スクウェアにしっかり鋭角に打ち込みます。
ムーンレイクでのほとんどのバンカーはアゴが高く苦戦を強いられますが、ここのバンカーを攻略できれば、どこのコースのバンカーでも簡単に思えます。
是非、バンカーが苦手な方は試してみてください。

6.アイアンショット

特にショートアイアンではヘッドアップしないことが肝要です。
手首をこねたりすると、だふったりトップしたり、シャンクしますので、ヘッドの重さを感じながら打ち込んでください。

7.その他

①プレーのスピードアップ
・クラブは二打目以降については、3~5本持っているとカートまで戻らなくて済みます。
・プレーが終わったら、クラブをもったままカートに乗り込み、次のホールでクラブの入れ替えやスコアを記入をします。(キャディバックへのアクセスが一回ですみます)
・素振りを3回以上したり、グリーン上では、プロのように行ったり来たり長い時間芝を読むのは後ろの組から見てイライラするものです。

◎番外編「チコちゃんに叱られる」から

Q.マイクを握ったり、小さいものを掴むときに、なぜ小指がピーンとするか?

A.小指の筋肉は握りをコントロールしていて、強く握らない時は筋肉を使わないためピーンとしています。
類推)この理論が正しければ、テングリップというのは小指を絡ませないために、パワー出るのではないかと、妙に納得しました。

ではなぜ、フィンガーロックなどで小指を絡ませることが昔から常識となっていたか?
どうも外国人は力が強いため、右手のパワーを落とすことでバランスをとっていたのではないかと、考えます。

従って、力のない人や女子にはテングリップのように、小指で握ったグリップが飛距離アップに向いているのでしょう。

悲願のホールインワン達成

ゴルフ歴40年で初めてホールインワンを経験しました。

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場所:ブリック&ウッドクラブ(千葉県市原市山口)
日時:2018年5月4日 晴れ・風
ホール:17番ショート
ヤード:161Y(エッジまで)
クラブ:5W(クリーク)
同伴者:T.T氏、F.Y氏
グリーン:横40Y、奥行25Y、ピン位置(エッジより奥19Y)の打ち下ろし

5Wで左からややフェードの球は風に乗ってややセンターに落ち、5Y位、転がりカップに消えました(カップインの音がしたようにも聞こえました)。
このグリーンは、周りをバンカーで囲まれた美しくも難易度の高いショートですが、神風を味方にできました(バンカーの一つは真中に芝があり遠くから見るとドーナツのように見えます)。
今週は3月12日に天逝されたノーキーさんの追悼週間でもあり、5月4日はほぼ49日に近い日でもありました。

※調べましたら、アマチュアのホールインワンの確率は3000ラウンドに1回なので、週1回のゴルフだとしても60年はかかる計算になります。

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ゴルフも大好きなノーキーさんとは、過去に3回ゴルフコンペで同伴させていただきました(千葉と岡山)。
足が悪くなる以前はシングルプレイヤーだったそうです。
たしかにその片鱗を窺わせるショットは随所に見られました。

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実はノーキーさんがお亡くなりになったその日夜中の2時頃に(日本は3月13日、アメリカは3月12日)、突然枕元の目覚ましが鳴りだし、止めようと思っても寝ぼけていたせいか、なかなか止まりませんでした。
隣に寝ていた妻も、「いったい何事なんでしょう」、といって目を覚ましました。
ちょうどその日はNATTYメンバー恒例のゴルフに行く日でもあり、6時頃に起きて出かけました。
ところが、同伴のTさんの明け方4時頃のfacebookで、ノーキーさんがお亡くなりになったというメッセージを見て、びっくりしました。
夜中に目覚ましが鳴ったのも虫の知らせだったかもしれません。

昨年は健康上の理由からノーキージャパンツアーをとりやめましたので、一昨年の2016年ツアーが最後になりました。
ノーキーさんとは15年以上のお付き合いでしたので、とりわけ感慨深くこの訃報を知りました。
5月4日はほぼ49日に近い日で、神風に乗ったこのホールインワンはノーキーさんからの記念に残るプレゼントだとも思っております。

幸いホールインワン保険も40年間入っておりましたので、50回記念大会と、51回大会(6月17日開催予定)のエルカミーノカップの参加者への記念品として活用させていただきたいと考えております

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ドライバーの極意

これは暮れにシングルプレヤーから教えていただいたことを参考にまとめました。
ドライバーの飛距離アップと正確性が増しますので、是非参考にしてください。

ステップ1

テイクバックのトップで左肘は絶対に曲がっていないこと(必須)。

ステップ2

テイクバックはゆっくりと、ダウンもゆっくりと。
風を切る音が、右方向ではなくて左から聞こえるようにする。

ステップ3

フォロースルーをできるだけ大きく取ることを心掛けます。
ダウンが強いとインパクトでヘッドスピードが最大になりますが、フォロースルーで更に加速したほうが、バックスピンの量が少なく、はるかにボールが伸びてランがでます。
力任せにスィングするとインパクトで加速が止まってしまうので、シャフトのしなりを活用することができなくなり、あまり飛距離がでません。

ステップ4

ポイントは、テイクバックもダウンも同じスピードでゆっくり振り下ろし、ボールを30センチくらい先にあると仮想して、風を切る音が左からくるようなイメージでフォロースルーを大きく取ることが肝要です。

パットの極意(距離感)

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これは高校の同級生と暮れにゴルフをして教えてもらいました。
彼はシングルプレイーで、ぶっちぎりの優勝を果たしました。
これを教わって以来、パットに関してはとても自信がつきました。
3パットはしなくなりますので、是非ご参考にしてください。

ステップ1

まず、ホールまでの歩測をします。

ステップ2

歩数を4で割ります。

ステップ3

その数字が、靴の幅に相当します(パターの長手方向とほぼ同じ)。
テイクバックの大きさを示します。

ステップ4

テイクバックはゆっくりと行い、常に同じ初速度で返します。
パターは”振り子”の原理で、最上点から同じ初速度で返し最下点でボールに当てることが肝要です。

ステップ5

平らな場合は、テイクバックの大きさで距離がズバリ一致します。
傾斜などの場合は割り引いたり割増したりします。
自分の歩幅にあったテイクバック量があります。

ステップ6

キーポイントはテイクバック量と常に同じゆっくりとしたスピードで返すこと。

今年の研究成果より

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今年の研究成果より、ゴルフの課題の解決をまとめてみました。

●ドライバーが曲がる→トリプル
●FWがダフる→ダボ
●アプローチでざっくりやトップ→寄せワンX
●パターがノーカン→3パット
これだけで、スコアは14以上違ってくる

・週に2回はクラブを握り体を慣らしておく
・グリップはどのクラブもゆるゆるで握る
・ゴルフはミスを甘受し常に研究心を持ち、パートナーとのゲームを楽しむこと
・ボギーペースで回れれば、プロと同じ(パーが3つ、ボギーが3つ、ダボが3つでOK)
・齢を重ねてきたら、アプローチ&パターでカバーをする(決して飛ばそうと無理をしない)

重要なポイントは

■課題1「ドライバーをいつも安定なショットで打つ」

重要度S:「トップで左肘が曲がっていないか」→ボールが左右にぶれる

・アドレス位置にヘッドが戻らない(頭中心の正確な円軌道にならない)

重要度A:「トップでオーバースィングになっていないか」→テンプラやミスショット

・左肘が曲がったり、また体が左右にぶれる原因となる

重要度A:「ヘッドアップしていないか」」→ダフリやトップ

・ボールを無意識のうちに見ようとするため頭が上下する

重要度B:「急ぎうちしていないか」→引っ掛けやチーピン

・本番では無意識に力が入り素振りのように軽く振れていない

重要度C:「ボールの位置が右過ぎたり、ハンドファーストになっていないか」→右へ押し出す

・ヘッドが遅れるため、プッシュ気味に右に出やすくなる

重要度C:「前の組のスロープレーでいらだっていないか」→トップやダフリ

・クラブを握る時間が長くなるため、グリップが強くなり本来のスィングにならない

重要度C:「飛ばそうと思うと飛ばない」→力むと、フォロースルーが小さくなる

・軽い気持ちでダウンスィングすることにより、フォロースルーが楽に大きくとれる
・なるべく、オナーになり先に打つことで飛ばやしやの影響を受けないことも大切
・チャンスがあればバックティーでまわり長い距離に挑戦してみるのも良い経験

重要度C:「普段から悪環境での訓練も大切」→騒音や話し声に気にならなくなる

・自然界では鳥の鳴き声など不測事態も発生するが、そのせいにしないこと

■課題2「FWで距離を確実に稼ぐ」

重要度A:「オーバースィングになっていないか」→ダフリやトップ

・ドライバーと違ってティアップしないので上下左右にぶれると影響が大きい

重要度B:「振りがはやくなっていないか、ヘッドアップをしてないか」→ミスショット

・グリーンに乗せようとして力が入るのでミスに繋がる

重要度C:「アイアンはハンドファーストになるようアドレスする」→左右に曲がる

・ドライバーとは逆に手首をヘッドより前に出す

■課題3「アプローチでミスをする」

重要度A:「ヘッドアップしていないか」」→ダフリやトップ

・どうしても、ボールを追ってグリーンの旗を見てしまう

重要度B:「オープンスタンスにする」→シャンクがでにくい

・距離が短い場合は、極端にオープンに構えボールを右足上に置く

重要度B:「手首でこねていないか」→トップする

・コックを利かせて正確な円軌道を作る

■課題4「ピンに寄らない」

重要度A:「落としどころを考えていない」→クラブ選択がポイント

・ピッチショット(SW,AW,PW)でのランニング距離を把握しておく

重要度A:「ランニングやピッチショットか見極める」→ライの状態による

・芝目が順目の時は、パターなどでのランニング方法がイージー
・芝目が逆目の時は、思い切ってピッチショットするほうがミスがない

重要度A:「傾斜や芝目の状態を観察し、プロラインから攻める」→ピンに寄っていく

・傾斜を目測しグリーンエッジの芝の目を見て落とす場所を決める

■課題5「真っ直ぐ打てない」→ドライバーがよくても3パットで吹き飛んでしまう

重要度A:「グリップはゆるゆるで、真っ直ぐ立ちヘッドアップしない」

・カップを見つめるあまりに、足元を見ていない(開き気味になる)
・どうしても打ったあとカップに目が向いてしまうので頭をしばらく残すイメージで

重要度B:「プロラインに転がし、決してショートしてはならない」

・傾斜や芝目はとても大切なので観察する訓練や相手のパットをよく観察する
(低い姿勢で見ると、芝の色が濃かったり薄かったりがよく分かる)
・多少オーバーに打っても返しのラインが見えるので良いヒントになる
・オーバー気味なら、入る確率はグ~ンと増す
・アマチュアラインに入れると、必要以上にオーバーすることが多い
・カップの手前から曲がるよりは、過ぎてから曲がるような意識をする