月別アーカイブ: 2011年5月

脳梗塞!

母が脳梗塞になりました
すでに87歳ですので何が起こっても不思議ではない歳ですので覚悟はしてました
原因は心房細動による不整脈が暖かくなると頻繁になることで、心臓にたまった血栓が頭に飛んだためと思われます
昨年の極暑のときにも意識不明になり入院しましたがそのときは一週間くらいで回復しました
その間は完全に痴呆症になっており、自分が誰かも息子の私が誰かも分かりませんでした
入院時は全身のむくみで顔や足に出始めパンパンになってました
心房細動が発生すると、心臓から出る血液量が減り肺から入ってくる血液やリンパ液が心臓に入れなくなります
そのためリンパ液が体中に滞留するのでむくみ症状が現れてきます
高齢になると暑さ寒さを感じる神経が鈍くなるのでどんなに暑くても何枚も重ね着をしたり、布団をかけたりして脱水症状を起こしやすいのです
この脱水状態が続くと不整脈により心臓などに付着していた塊が急激に押し出され脳の毛細血管を詰まらせることになるのです
今回は右半身が動かなくなりましたので、左脳が脳梗塞を起こしたものと想定されます
入院時に撮ったCTスキャン映像では、まだ早いため認識ができません
無意識に起き上がろうとしたりしてベッドから落ちて骨折する危険性もあるので、しばらくは看護師の手薄な夜から朝までは付き添いをしないとなりません
付き添っていてもなにもできるわけではないので、ただ生活のリズムが狂い疲れるだけです
こうなると介護する家族の方はたいへんな毎日を送るのだということが、身を以て知らされ、将来の自分がそうならないようにするためにはどうしたらいいか、と母をみながらいろいろ考えさせられます

私も10年位前、近くの町医者で検査をしてもらった時に、心臓肥大があり心筋梗塞が懸念され余命幾ばくだとかなり太った女医に伝えられたことがありました
その当時は、割と太っており70キロくらい体重がありましたが、そのせいか走ると息切れを起こしたり、夜中寝ているときに息が止まったりしているようでした
毎年の人間ドックの検査でも三種の神器(中性脂肪、ガンマGTP、尿酸値)は常に警告されました
しかし、1年半前に扁桃腺のガンの治療をして55キロくらいに体重が落ちてからは、血液検査の結果も良好で、放射線治療の影響で白血球の数値がやや低い以外なんの警告もありません
体が軽いのでいくら走っても息切れはしないし、三種の神器はパーフェクトにいい数値を示してます
つまり、必要以上に太っていると病理上あまり好ましくないということでしょうね
しかし、体重を減らすというのは並大抵のことではできないと思います
たまたま2週間食事が喉から入れられずに点滴だけで栄養補給をした関係で、胃が小さくなり内臓脂肪や筋肉が落ち減量できたのです
よく、断食が健康に良い、という話を聞きますが、確かにインプットの食事量が極端に少なくなれば胃も小さくなり減量に成功するかもしれません
生半かなダイエットでリバウンドを招くより、思い切って10日間くらいの断食に挑戦するほうが確実だと思います
60歳を過ぎるとガンや心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの病気が頭をもたげてくるのでしょうか、退職した方の3割が3ヶ月で亡くなるという企業の追跡報告も頷けます

脳梗塞や心筋梗塞にならないようにするためには、原因となる不整脈や心臓肥大をなんとか治すことが肝要でしょう
そのためにはまず、お腹の出ている方は減量することです(余計なお世話でしょうね)
これができないと70歳までに様々な病気にかかりやすくなります

私がたまたまできたように“一病息災”で強制的に減量に成功するか、自然な食事療法や運動などで“無病息災”を貫き通すかの分かれ道が還暦の頃でしょう

健康で100歳を迎えるためにするべきことの一つは“体重管理”だと断言できます

石巻にて

4月29日に内田裕也さんが慰問された石巻「一皇子神社」に、人と支援物資を車に満タンに積んで行ってきました
数年前ノーキーさんの自宅にレコーディングの打ち合わせに一緒にいきました石巻水産の木村隆之さん(残念なことに2年前に作られた音楽ホールも流されてしまいました)からのご要望にお応えする形で、塚原光男さん他6名で東京から10時間かけ現地に到達いたしました
途中、東北縦貫は道がでこぼこしているところがありひどい渋滞が断続的に発生し朝6時に出て現地には16時につきました
三陸道では、土盛りした道路の右側だけが津波の被害がひどく左右では天と地の差があり、運命の分かれ目のような道路でした
石巻に入るとテレビなどで見ていた光景をはるかに上回る惨状で、いろいろなものの匂いが混じり合い車の窓をあけて走ることはとても耐えられないほどでした
JRの機関車が横倒しになっていたり、お墓の上に車がのっかっていたり、畑のあったところは被災者の方が眠っている仮設墓地になっていたり、あちこちに無数の車が流されたり、大きな船が陸にあがったままになっていたり信じられない光景を目の当たりにして呆然としてしまいました
地図にある道を走っているのに目印になるコンビニも信号機もなく、地元の方の案内でなんとか「一皇子神社」にたどり着くと、予定の13時ころからお待ちになっていてくれた現地の方々が出迎えてくれ、早速用意されていた社務所のステージで演奏をさせていただきました
どこから調達されたのでしょうか、アンプやドラムはPAなどの機材が設置されておりました(お聞きしたらボランティアで知り合いのベンチャーズ仲間や楽器屋さんがご協力してくれたそうです)
塚原さんお得意のベンチャーズ、加山雄三、グループサウンズなど約1時間、現地の仲間もセッションに加わり、静かな神社で邪気を追い払うかのような大音響でライブをいたしました
皆様からお預かりしました支援金は水や懐中電灯、乾電池、タオル、ヘアアクセサリなどに替えさせていただき、被災者の皆様にお配りいたしました
被災地の災害復興に少しでも協力できたらの一心で遠征しました
ご支援をいただきました皆様方のお心をお届けできました
ご協力たいへんありがとうございました

また、道案内や登米のライブハウス(ツイストアゲイン)でのチャリティでお世話をしていただきました「山形蔵王ベンチャーズの鑓水さん」、「松島ベンチャーズの塚本さん」、ありがとうございました