<背景>
7月15日に、アップデートした時から、インターネットやメールが使えなくなりました。
悪戦苦闘の末、パソコンを買ったケーズデンキで診てもらったところ、三日後に「このパソコンはwindows 10に適していない。スパイウェア(マルチウェア)に侵されているので、初期のwindows 7に戻すしかありません。費用は初期化費用3万円、データ復帰作業料3万2千円かかります」と診断されました。
新しいパソコンを買うか、初期状態に戻すかの選択となりましたが、どちらもあとからインストールしたアプリは買い替えるか、メーカーに相談して再度キーを作ってもらう必要があります。
面倒なことになりました。
しかし1週間ネットでいろいろ調べ、本日(7月28日)に完全復帰しました。
おそらくこの問題で苦労されている方も多いことと思い、その手順をご紹介することにしましたので、参考にしてみてください。
なお、アップデートした時や、無料フリーソフトなどと一緒に入り込みますので、注意しましょう。
<症状>
Windows10に昨年アップしてから、時折アップグレードのメッセージが出たので、躊躇なく指示にしたがってインストールすると、翌日から、
・インターネットにつながらない(アイコンが開かない)
・プラウザの初期URLが、”hao123”に変わっていた
・メールの送信ができない(受信はできることもある)
<原因>
7月15日に、アップデートした時に、40個ぐらいのソフトが勝手にインストールされていた。
その中に見慣れないソフトがいくつかあったが、”日本hao123ショーカット”だけがアンインストールできないので、これを疑ってみた。
またネットで調べると、”日本hao123”というソフトが危ないということも分かった。
おそらく、”hao123”がネットワークの邪魔をしているスパイウェアだと結論付けた。
<対処>
“日本hao123”はパソコンのレジストリーを調べると、”Baidu”が提供していた。
これがスパイウェアの原因だろうと推測し、”Baidu”をレジスターから削除した。
念のため再起動したら、インターネットもメールの送受信もできるようになった。
<手順>
1. WindowsキーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」ウィンドで”regedit”と入力します。
2. レジストリーエディターウィンドが現れるので、
HKEY_CURRENT_USER→SOFTWARE→Microsoft→Baidu
3. Baiduの中を見ると、hao123があるので、不要ならBaiduファイルごと削除します。
4. 再起動します。
これで対処できました。
1週間しつこく悪戦苦闘し、さじを投げあきらめる一歩出前、自力で解決できました。
初期化しなくてすみ、たいへん助かりました。
<参照サイト>
www..geocities.co.jp>baidu-hao123
あきらめず最後まで頑張った結果です(やくやった、よくやった)
<補足>
また real player、Kingsoft Officeに日本語版変換ソフトBaidu IMEがバンドルされている場合があります。
これは、クラウド入力が有効になっている時に、Baiduのサーバに入力情報が送られる仕組になっており、個人情報などを入力した情報をサーバに取り込むスパイウェアらしいので、用心してください。