月別アーカイブ: 2018年10月

ゴルフ談義

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歳を重ねると、目も耳も遠くなり、筋力は落ち骨折しやすくなってきます。
自分を含め周りの友人たちもだんだんそういう憂き目にあっています。
必然的にゴルフの飛距離も落ち、パットの正確度も落ちスコアも下がってきます。
しかしながら、生活習慣病の予防のために軽い運動するには楽しいゴルフは欠かせないのが実情です。
負けたくない勝負への闘争心が研究心を刺激し、若いころの自分の記憶を求め努力を惜しまない自分がいます。
いまだに90前後をうろうろしている状態ですが、この1年間での研究成果をまとめました。
なお自身の目標は「68歳までに80を切る」ことです。

飛距離が落ちた現時点で、改善すべき点については、優先順位を付けてみました。

(優先度A) パッテイング
1ラウンド中で回数が最も多く、方向性と距離感が悪いと3パットの要因になる

(優先度B) アプローチ
1ラウンド中で回数が2番目に多く、ミスすると奥のバンカーに入ったり難しいパットが残り3パットの原因にもなる

(優先度C) ドライバー
1ラウンド中で回数が3番目に多く、ミスするとOBや林に打ち込みトリプルボギーになりやすい

(優先度D) フェアウェイW
1ラウンド中で回数が4番目に多く、ミスするとバンカーや池など大ケガをしやすく、また精神的なダメージが大きい

(優先度E) バンカーショット
一回で出るのと出ないのとでは大きな違いがある

(優先度F) アイアンショット
シャンクやダフリによりグリーンを外しボギーになりやすい

1.パッティング

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高校の友人より距離感を掴む論理的打法を教わり、私流に簡単にできるようアレンジしてみたら、1パットの回数が格段に増えました。

芝の速さを事前にマスター室で聞いておくことも大切です(マスター室前に掲示してある場合が多いです)。
ムーンレイクは大体9フィート位ですが、プロの試合は12フィート位でとても速いです。(器具を使いボールの滑り落ちた距離の数値で、少ないほど重い芝です)

☆秘密のポイント
ピンまでの歩数を4で割った数字を靴の幅の倍数として、その長さをテイクバック量とし振り子スイングをする。
注意 パッティングは右手の力で打たずに、ゆるゆるに握った自然の振り子の振幅でヒットします。

2.アプローチ

7番アイアンをパターのように使い、落としどころを決めたランニングアプローチで、距離感を掴みます。
特に逆目ではパターだと芝につかまりやすいので、エプロンを超えた場所がファーストランとなるように、クラブを選びます。
下り坂は9番アイアンで7番と同じようにします。
平らな状態での落としどころは7番では1対2、9番では1対1です。

<バンカー越えのロブショットが必要な場合>
ラフであれば、牧野プロ打法だとミスが少ないです。
オープンスタンスでSWまたはAWなどで短く握り、左足体重でコックを効かせて鋭角にダウンしますが、インパクトでは加速するようにして緩めないことです。
プロのようにピッタリつける技術は別で、これができてから会得してください。

3.ドライバー

スライス防止と飛距離アップにはドローボールが必須です。
諸説ありますが友人から簡単な方法を教わりましたので紹介します(現在練習中)。

まず、グリップは親指を傷めないテングリップ、もしくはベースボールグリップがお勧めです。
友人が左の親指を傷め、ベースボールグリップに替えたとたん飛距離が10ヤード強伸びました(WEBで時松隆光プロの写真をみてください)。
距離も伸び、スライスがなくなるようです。

やや右足を後ろに引いたクロススタンスにし、目標の方向にヘッドを合わせます。
つまりヘッドが閉じてかぶっているようになります。
次が大切です。

右胸を約90度近く右に回転させ手首をあまり使わずに大きくバックスィングをとります。
ヘッドが目標に向いたまま、打ち出す方向を15度くらいやや右に向けてスィングすると、自然にインサイドアウトになり、ボールが右に出てから真中に落ちるのが理想のドローです。
その時スイングを安定させるためには、左足の膝をあまり折リ過ぎず、インパクトで左足が壁になるようにしっかり振りぬいてください。
シャフトが先にでないよう、右腰と右肘が一緒に回るような感じのスイングです。

4.フェアウエイW

このミスは、トップする場合が多い。
間違いなくヘッドアップしていますので、ヒットするまではしっかりボールをみているように心がけます(やはりドライバーと同じく左足が壁になるようにします)
ラフの場合はボールがティアップしているのと同じ状態でかなり浮いていますので、下を潜るだるま落としになりやすいです。
少し短目に持ってアドレスしてください(万が一トップになっても距離は出ます)
オーバースイングにならないようコンパクトにするとナイスショットがでます。

5.バンカーショット

ロブショットとほぼ同じです。
SWをオープンスタンスで短く握り、左足体重でコックを効かせて、ボールの手前3~5センチあたりを鋭角にダウンします。
距離はフォロースルーの大きさでコントロールします。
まず脱出することが第一優先ですので、特にアゴが高いところでは距離を合わせずに確実に出してください。
プロはピンに寄せるためにフェイスを開きますが、これは難しいのでスクウェアのほうが簡単です。
目玉になった場合には決してフェイスを開かず、スクウェアにしっかり鋭角に打ち込みます。
ムーンレイクでのほとんどのバンカーはアゴが高く苦戦を強いられますが、ここのバンカーを攻略できれば、どこのコースのバンカーでも簡単に思えます。
是非、バンカーが苦手な方は試してみてください。

6.アイアンショット

特にショートアイアンではヘッドアップしないことが肝要です。
手首をこねたりすると、だふったりトップしたり、シャンクしますので、ヘッドの重さを感じながら打ち込んでください。

7.その他

①プレーのスピードアップ
・クラブは二打目以降については、3~5本持っているとカートまで戻らなくて済みます。
・プレーが終わったら、クラブをもったままカートに乗り込み、次のホールでクラブの入れ替えやスコアを記入をします。(キャディバックへのアクセスが一回ですみます)
・素振りを3回以上したり、グリーン上では、プロのように行ったり来たり長い時間芝を読むのは後ろの組から見てイライラするものです。

◎番外編「チコちゃんに叱られる」から

Q.マイクを握ったり、小さいものを掴むときに、なぜ小指がピーンとするか?

A.小指の筋肉は握りをコントロールしていて、強く握らない時は筋肉を使わないためピーンとしています。
類推)この理論が正しければ、テングリップというのは小指を絡ませないために、パワー出るのではないかと、妙に納得しました。

ではなぜ、フィンガーロックなどで小指を絡ませることが昔から常識となっていたか?
どうも外国人は力が強いため、右手のパワーを落とすことでバランスをとっていたのではないかと、考えます。

従って、力のない人や女子にはテングリップのように、小指で握ったグリップが飛距離アップに向いているのでしょう。